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『銀河鉄道の夜』の植物

緑花試験対策の一環として、有名な『銀河鉄道の夜』を読み、
出てくる植物を調べてみることにしました。

宮沢賢治の作品には植物が良く出てくると聞きましたが、
なるほどたしかに…

見出しごとに出てくる植物の傾向が違いますので、
見出しごとに分けてみます。

一、午後の授業  植物は出てきません。

二、活版所  その日に行われる星祭の飾りにするための植物が、いろいろと出てきます。

  学校の桜の木、烏瓜のあかり、イチイの葉の玉、ヒノキ(枝にあかりをつける)
  粟粒(小さい活字の比喩として)



三、家  生活感漂う野菜が出てきます。

  家に植えてあるケールとアスパラ、お姉さんの作ってくれたトマト料理


四、ケンタウルス祭の夜 

祭りのために飾られた樹木や街路樹が多く出てきますが、ジョバンニの目的地である町外れの牛乳屋さんのそばに立つのは、背の高いポプラで、ややさびしい雰囲気です。

烏瓜、ヒノキの真っ黒に並んだ坂、ヒバ、星座早見盤を飾るアスパラガスの葉、
街灯をつつむモミ・ナラ、豆電球をつけたプラタナス、町外れのポプラ



五、天気輪の柱  ジョバンニが丘に上っていったため、林の樹木と丘の草花が出現します。

林の松とナラ、丘のツリガネソウ、野菊 リンゴ(想像の中の)


六、銀河ステーション  汽車の外に見える植物中心です

 銀色の空のススキ、月長石でも刻まれたようなリンドウ


七、北十字とプリオシン海岸  ここでは古い時代の植物が中心です。

 白鳥停車場の広場のイチョウ、プリオシン海岸の120万年前のクルミ、
 ススキ、リンゴ(カンパネルラの頬を例えて)



八、鳥を獲る人  鳥獲りがサギを捕まえに川原に立つので、川原の植物が一種類出てきます。

 黄いろと青じろのうつくしい燐光を出すカワラハハコグサ


九、ジョバンニの切符 

この見出しは長くてひとつにまとめにくいですが天上に近づいているためか、また天上に近づいていく人がいるためか、これまで統一のとれていた季節感が崩れます。

りんごの匂いと季節はずれのノイバラの匂いが不思議な使われ方をしますが、
それらの匂いは姉弟の雰囲気とともに、天上の美しさをも表してもいるかのようです。
また、小さな男の子(タダシ)が、雪の降る朝のニワトコのやぶでぐるぐる回って遊んだ話が語られており、これは少しマザーグースの『Here we go round the mulberry bush』と似ており、追憶、なつかしさを感じさせるような雰囲気です。

顔色をリンゴに例えられたのは、死にゆくカムパネルラやかおるだけで、
生きて帰るジョバンニは一度もそう例えられませんでした。
また、タダシはもらったりんごをすぐに食べてしまい、残った皮も蒸発してしまいます。
ジョバンニもりんごをもらいますが、それを大事にふところにしまっておきます。(カムパネルラもですが)

南半球の星座に入ったため、『新世界交響曲(新世界より)』とともに新大陸原産であるトウモロコシが出現します。

 ススキ、リンゴの匂い、野いばらの匂い、けやきの木(青年を例えて)、
ニワトコのやぶ、 灯台看守がくれた金と紅で彩られたリンゴ、米、キキョウいろの空、
青いカンランの森、 トウモロコシノキ、絹で包んだりんごのような顔いろ(かおる)、
カワラナデシコ(窓の外)、 サソリの火にすかし出されたヤナギの木、
ケンタウルス祭のトウヒかモミ、 クルミの木の葉、烏うりのあかり


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